【ラッシュ プライドと友情】F1好きもそうじゃなくても観てほしい映画
感想レビュー
「ラッシュ プライドと友情」
2014年公開
122分
原題:Rush
出演
ジェームス・ハント‥‥クリス・ヘムズワース
ニキ・ラウダ‥‥ダニエル・ブリュール
あらすじ
「ビューティフル・マインド」「ダ・ヴィンチ・コード」のロン・ハワード監督が、1976年のF1世界選手権を舞台に、2人の天才ドライバー、ニキ・ラウダとジェームズ・ハントの戦いと絆を描いた。76年のF1チャンピオンシップで、フェラーリのドライバーとして快調なレースを続けていたラウダは、ドイツ・ニュルブルクリンクで開催された第11戦ドイツGPで大事故に見舞われる。奇跡的に6週間で復帰を果たしたラウダだったが、ライバルでもあるマクラーレンのハントにポイント差をつめられてしまう。チャンピオンシップを競う2人の決選は、富士スピードウェイで行われる日本での最終戦に持ち越されるが……。ハント役には「マイティ・ソー」のクリス・ヘムズワース、ラウダ役には「グッバイ、レーニン!」のダニエル・ブリュールが扮する。脚本は「フロスト×ニクソン」のピーター・モーガン。
引用元:映画.com
カーレースの最高峰であるF1
F1レーサー2人の戦いと絆を描いた作品。
正直F1の世界で有名な天才ドライバー、ジェームズ・ハントとニキ・ラウダのことも映画を観るまでは全くの知識ゼロでしたが…。
この映画を観ようと思ったきっかけも、クリス・ヘムズワースとダニエル・ブリュールが共演していたからでした。
映画を観るにあたってF1についての知識やカーレースが好きかどうかは関係なく楽しめるのでご心配は無用!
出てくる自動車もかっこよくて、F1レースをテレビの放送でチラッと観たことある程度の私でもハラハラさせる展開に最後まで楽しめました!
舞台が1976年ということでレトロな車やファッションも見ることができます^^
ライバル同士
クリス・ヘムズワースといえばマイティ・ソーのヒーローというイメージくらいしかなかったのですがこの作品ではプレイボーイで何だかチャラい(笑)
人間の弱さも強さもある深い役どころを演じています。
そしてダニエル・ブリュールは見た目も本人に寄せた役作りとオーストリアなまりの英語もマスターしたらしいです。すごい!
ラウダはストレートな物言いでハントとは全くの正反対な性格です。
冒頭シーンから二人がレースで競い合うシーンがあり、車の迫力ある音とスピードに目が離せなくなります。
レースはハントが勝ちますがそれもつかの間、ラウダはスポンサー契約を結んだりと2人はレース以外でも競い合いお互いを意識していく関係になっていきます。
その後もレースは行われ、ハントが優勝したりラウダが優勝したり2人が1位2位を争っているのが現実にあったなんて面白い!
車の故障でスピンしてしまうシーンやタイヤが吹っ飛んでいくシーンは少し怖いですがリアルでした。
ハントは結婚も突然といったかんじでしたがラウダは奥さんとの出会い方がドラマのようで好きです。
たまたま車に同乗させてもらったラウダが車の異常音を感じ取り案の定故障。
そしてヒッチハイクでラウダが運転することに。
F1レーサーには見えないと言われて猛スピードで他の車を次々追い越していくラウダの運転さばきが絶好調で良きです。
そんな出会い方をして2人が結婚するまでに時間があいているのも、セレブ婚のハント、地味婚のラウダ、と対照的で面白いです。
常に死と隣り合わせのレーサー
何度も車の衝突や救急車で運ばれていくレーサーのシーンがあり恐怖を覚えます。
今にも雨が降りそうな天候でもレースを決行してしまうシーンでタイヤの選び方も重要なんだなと思いつつ…。
でも突然のラウダのクラッシュで火が上がったときは本当に怖かったです。
テレビにニュースで映し出されている映像が当時のもののようでした。
ラウダが治療を続ける中ハントはレースで次々優勝していきます。
ラウダが傷も癒えていないのにヘルメットをかぶろうとするのがレースに出たいという意思が強く出ていて印象に残ります。
ラウダが復帰し、記者からの質問に答えるラウダの笑いを誘いつつも真面目に答えているのが彼らしくその後のレースもブランクを感じさせないところがまた彼らしい印象的な場面でした。
最終レース
そして最終レースの舞台は日本。
しかも天候は雨。
フラッグが日本国旗でしたね。
たびたび日本語も聞こえてきます。
走り出す前の二人のアイコンタクトにグッときました。
最終戦が一番手に汗握ります。
雨で簡単に車はスピンしそうだし…視界は悪いし。
その後飛行場で二人が再会するシーンからエンディングまでの流れが感動します。
2人の友情と切磋琢磨しあえるライバル関係が二人をチャンピオンにしたんだなと理解できて122分の映画もあっという間です!
予告編
(C) 2013 RUSH FILMS LIMITED / EGOLITOSSELL FILM AND ACTION IMAGE.ALL RIGHTS RESERVED.
まとめ
レースにかける情熱が半端ないので心打たれます。
そして二人の友情に感動しました。
本人たちの当時の映像はオフショットのような感覚で観てしまいました。
最後まで全く違う生き方をした二人でしたね。
そういえば…。
車に乗り込んでからハンドルを取り付けるって、それだけ狭いってことですよね。
ハンドルだけ持ってるのがちょっとかわいいなと思いました。おもちゃみたいで^^
当時のレースを知っている人はより楽しめるんじゃないでしょうか。
興味があれば観てみてください!
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キャスト
ジェームス・ハント ・・・クリス・ヘムズワース
ニキ・ラウダ ・・・ダニエル・ブリュール
スージー・ミラー ・・・オリビア・ワイルド
マルレーヌ ・・・アレクサンドラ・マリア・ララ
クレイ・レガッツォーニ ・・・ピエルフランチェスコ・ファビー
ヘスケス郷 ・・・クリスチャン・マッケイ
ダニエル・ブリュール出演映画おすすめ20選 まとめてます。
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